「おしゃれなスツール」と聞いてあなたはどんな形をイメージしますか?
丸い座面?それとも四角?素材はスチール?無垢材?
人によって様々な形状のスツールを思い浮かべると思いますが、今回紹介するのは“世界で活躍しているデザイナーが造り出すおしゃれなデザイナーズスツール”。
東京の超有名人気カフェで使われているスツールから、日本の有名デザイナーが造り出したスツールまで、テイストの異なるおしゃれスツールを厳選してご紹介。
本物志向の方や、部屋の演出に最適なおしゃれスツールをお探しの方は是非参考にしてみてください。
それでは早速「世界のデザイナーが造るおしゃれスツールおすすめ11選」をどうぞ。
世界のデザイナーが造るおしゃれスツール11選
HAY ヘイ リボルバースツール
近年、日本でも人気が上昇してきているデンマークブランド「HAY / ヘイ」から発売されている「リボルバースツール」。
青山にある人気のカフェ「ブルーボトルコーヒー」の店内で使われており、海外テイストな雰囲気は残しつつもミニマルなデザインが魅力。
また、シンプルなデザインですが、座面が回る機能性も特徴の一つで、カフェなどの店舗用什器としても人気です。
高さは、”H74cm”と”H65cm”の2タイプから選べ、カラーはブラック、グレー、レッドの3種類展開。
モノトーンコーデとの相性が良く、アクセントカラーとしても使うことができます。
また、モルタル、コンクリートなどの無機質なインテリアとも相性が良いので、コンクリート打ちっぱなしの空間や、モルタル天板と組み合わせるのもおすすめです。
シンプルで飽きの来ないおしゃれな北欧スツールを求める方が是非。
HAY ヘイ AAS32 ハイスツール
先ほどと同じブランド「HAY / ヘイ」から発売されている「AAS32 ハイスツール」。
こちらも”H74cm”と”H64cm”の2パターンで高さを選べ、カラーはホワイト、コンクリートグレー、ブラックの3種類を展開。
丸みのある座面が目を惹くデザインとなっており、おしゃれでかわいい印象のスツールに仕上がっています。
また、スツール脚の素材にオーク材を使用しているので、ナチュラルインテリアとも相性が良く、温かみのある空間造りに最適なアイテムとなっています。
男性よりも女性に好まれるデザインなので、カフェなどの飲食店や、ナチュラル系の北欧家具でまとめた部屋におすすめです。
artek アルテック STOOL 60
フィンランドのデザイナー「アルヴァ・アアルト」がデザインしたこちらの「STOOL 60」は、世界で”800万脚”以上も造られているというスツール界のレジェンド的な存在。
現在では意匠権が消失しているため、様々な企業が同じ形状を模した「リプロダクト品」を販売しており、おしゃれスツールの超定番となっています。
ただ、そうしたリプロダクト品では体感できない”芸術的な曲線”を楽しめるのは、本物の技術で造られているのは「artek アルテック STOOL60」だけ。
無垢材に細かな切れ込みを入れて曲げ加工を行う独特な製造方法は「artek アルテック」の正規品でしか行われていません。
また、「STOOL 60」は、スタッキング(積み重ねる)しても美観を損なわない綿密な計算が行われており、置いておくだけでもおしゃれなインテリアアイテムとして活躍してくれます。
定番のデザインですが、永く使い続けるなら本物の「artek アルテック STOOL 60」がおすすめです。
Tolix トリックス Hスツール
日本でも高い人気を誇るフランスのインテリアブランド「Tolix / トリックス」から販売されている「Hスツール」。
デザイナーで創業者でもある「グザビエ・ポシャール」が1934年にデザインしたスツールで、80年以上経過した現在でも古さを感じさせないデザインが魅力。
TOLIX社の有名な”Aチェア”と組み合わせて利用することでできる人気の高いスツールとなっており、フランス、パリの飲食店などでは数十年前のモデルがまだまだ現役で使われています。
近年ではチェアの素材を”スチール”から”ステンレススチール”に変更するなど、耐久性、実用性といった部分でさらなる追求が行われており、まだまだ進化と人気が衰えそうにありません。
こちらも意匠権が消失しているため、デザインを模した”リプロダクト品”が多く世に出回っていますが、曲線の精度や、錆の発生具合など、正規品とは全くことなっているため、永く使い続けるなら本物がおすすめです。
Vitra ヴィトラ エレファントスツール
日本の有名プロダクトデザイナー「柳宗理」がデザインした「エレファントスツール」。
1954年にデザインされたスツールで、現在は「イームズチェア」の正規品を製造している「Vitra社」が復刻版として製造・販売を行っています。
「エレファント=象」と名付けられていますが、正確には「象脚」をイメージして造られたスツールで、可愛さとおしゃれなデザインが特徴的。
安定感がしっかりあり、スタッキングして収納することができるので、子供から大人までは幅広く使えるといった利点があります。
また、素材がポリプロピレンで造られているのでとても軽く、価格もリーズナブルなので北欧インテリアでまとめたい方におすすめです。
NORRMADE ノルメイド ベンチスツール SHEEP
こちらはデンマークのデザイナー「ヘンリック・ホルベック」と「クラウス・ジャンセン」によって造れらた珍しいベンチ型のおしゃれスツール。
スツールの端っこには尻尾を連想させるレザーが取り付けられている形状が、羊を連想させることから「シープ(羊)」の名前が造られたとか。たぶん。
尻尾を引っ張りながら移動させることができるので、家の中を散歩させるようにスツールを動かすことができます。
カラーは、ブラックとナチュラルの2カラー展開。部屋のインテリアカラーに合わせた選択が可能です。
座る目的のスツールとしても可愛いですが、ディスプレイ収納を目的としたインテリアアイテムとしてもおすすめです。
可愛いテイストの北欧スツールをお探しの方は是非。
MARUNI マルニ木工 MARUNI COLLECTION T&O スツール
広島が世界に誇る家具ブランド「MARUNI マルニ木工」から発売されている「T&O」というプロダクトシリーズのおしゃれスツール。
足元部分にカラースチールを使用することでほどよいアクセントを加えた、木とスチールの異素材融合を楽しめるスツールとなっています。
また、座面に描かれた曲線がとても美しく、絶妙なフィット感と優しい座り心地を感じられます。
ちなみに、同デザインで背もたれ付きのタイプも販売されているので、スツールとチェアを合わせたコーディネートも可能。
値段はそれなりにしますが、使い続けることで味わいのある質感や色味の変化を楽しめるので、一生モノのスツールを求めるなら非常におすすめです。
国産ブランドの高いクオリティを体感したい方は是非。
ウルムスツール
極限までミニマルなデザインを追求し、多目的な利用を求めて造られたのがスイス人デザイナー「マックス ビル」が造り出した「ウルムスツール」。
スツールとしての機能だけでなく、上下左右の置き方を変えることで、作業台、テーブル、オープンシェルフ、ブックシェルフ、スタッキングシェルフなどに変化。
引越しをしても、部屋が小さくなっても、スツールを使わなくなったとしても使えるという非常にエコな製品です。
また、釘やビスなどを一切使用することなく組み立てられた、高い技術で造られたおしゃれスツールとなっています。
「モノを増やしたくない」「極力シンプルなデザインが好き」といった方におすすめスツールです。
Shoemaker シューメーカースツール
デンマークの有名ブランド「シューメーカー」が造り出す3歩脚の珍しいデザインスツール。
座面部分がお尻にフィットするよう削られているため、通常のスツールよりも疲れにくく座り心地も抜群。
元々は、乳搾り用に職人が造ったスツールと言われており、長く座ることを想定して造られているというのも頷けます。
また、座面の素材にはビーチ材(ブナ)の無垢板が使われているのですが、これだけの厚みを贅沢に使用している製品は珍しく、それだけでも価値あるスツールと言えます。
正規品には座面の後ろに「WERNER社」の刻印が押されているので、リプロダクト品ではなく是非正規品を手に入れてください。
イームズ ウォールナットスツール
世界でもっとも有名な「シェルチェア」を造り出した「チャールズ&レイ・イームズ」がデザインした「イームズ ウォールナットスツール」。
彫刻のようなデザインが魅力のスツールですが、座る以外にもサイドテーブルとしてや、鉢置き、チェスのように見える置物としても利用されることがあるとのこと。
現在でも世界中の高級ラウンジなどで見かけることができ、永い時を経て今なお人気と支持を得ているスツールです。
素材には無垢材のウォールナットをふんだんに使用しているため、めちゃくちゃ高級なスツールになりますが、一生を共に過ごすことができるスツールとして考えると決して高くないのかもしれません。
下記記事でイームズがデザインしたリプロダクトチェアをご紹介しています。「リーズナブルにイームズデザインを手に入れたい」という方は是非ご覧ください。
「【2019】世界的に人気の最新イームズチェア(リプロダクト)8選」
MAGIS マジス Tom & Jerry スツール
ドイツ人の「コンスタンチン・グルチッチ」がデザインした、イタリアのインテリアブランド「MAGIS / マジス」のデザインスツール。
形状自体は一般的なスツールと大きく変わりませんが、座面がネジ式になっているので高さを自由に調整可能。
椅子の高さが気になるデスクと組み合わせての相性抜群です。
カラー展開は、ホワイト、ブラック、レッド、ブルーの4種類。
特徴となるネジ部分にアクセントカラーとして組み込まれているので、ナチュラルテイストなインテリアとも組み合わせしやすく、また、日本ではあまり見られないポップな配色と異素材の組み合わせは、部屋を明るく演出してくれます。
ちなみに、サイズ展開が2パターンあり、ハイタイプを「TOM / トム」、ロータイプを「JERRY / ジェリー」と呼び、「TOM&JERRY」の物語をモチーフにしています。
カラーと形状だけでも子供が大喜びしそうなスツールですね。
おしゃれスツールは様々な場所で活躍してくれる
「世界のデザイナーが造るおしゃれスツールおすすめ11選」として様々な国のデザイナーが製作したスツールをご紹介してきましたが「スツールって必要?」「スツールってどんなシーンで使うの?」という疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
ということで最後にみんながやってるおしゃれなスツールの使い方をご紹介。
キッチンで小休憩&脚立代わり
スツールの使い方として、多くの人が思い浮かべるであろう代表的なのが”キッチンの休憩用スツール”としての利用方法。
料理を煮込んでいる間の小休憩、家事に疲れた時の小休憩、様々なシーンで活躍してくれますが、座る目的以外にも「高いところの食器を取る時」の脚立代わりに使うことができます。
また、スツールは椅子に比べて比較的軽量なモノが多いので、頻繁に移動させる際にも便利です。
ソファ横のサイドテーブルとして
個人的によくやるのが、スツールをサイドテーブルとして使う方法。
今回の記事でも紹介した「artek アルテック スツール60」のようなシンプルなデザインが理想的で、雑誌やマグカップ、リモコン、ティッシュ箱など、リビング周りにあるアイテムを気軽に置いておくことができます。
サイドテーブル買うぐらいなら、あらゆるシーンで活躍してくれる“おしゃれなスツール1脚”だけでもいいかもしれません。
鉢置きとして
これもよく見かけますが、植物をディスプレイするための鉢置きとしての利用する方法です。
特に高さの低い植物をディスプレイする際は、高さを出すことで印象が大きく変えることができるので、空間全体をおしゃれに演出したい時にも最適。
スツール1つで大きな効果を生み出すことができます。
かご置きとして
スツールの上に、ヨーロッパなどで使われているようなおしゃれなカゴを置いておくのもおすすめ。
特に使う頻度の高いモノ(買い物袋とか)をカゴの中に入れておくだけで、毎日の作業がとても楽になります。
しかも、インテリアの一部としてキッチン周りをおしゃれに演出してくれるので一石二鳥の活躍。
また、使用するスツールのベンチタイプにすれば、かご以外にもワインや果物なども収納できちゃうのでスツールの大きさ重視で選ぶのもありですね。
と、一般的な使い方はこのぐらいですが、アイデア次第で様々な使い方ができる万能インテリアこそがおしゃれスツール最大の魅力です。
とはいえ、「価格が高すぎて手が出ない」という方は、自作するという方法もあります!
下記でコンクリートを使ったスツールの造り方を紹介しているので、DIYに興味のある方は是非参考にしてみてください。
「おしゃれな「コンクリートスツール」をDIYで製作した全作業工程」
それでは、是非あなたのお気に入りの一脚を見つけてください!