こんにちわ。トシです。
カメラを始めて早3年。
現在使っていた2代目のカメラ用三脚(SLIK スリック)が飽きてきたこともあり、今新しい三脚を購入しようかすごーく迷っている今日この頃。
色々な三脚を調べるうちにどれがいいのか分からなくなってきたので、今回は「本格的な物撮りにも耐えられるプロ仕様のカメラ用三脚おすすめ5選」として個人的なメモ代わりに紹介していきたいと思います。
- 「ネットショップの物撮り用三脚が欲しいけどどれがいいの?」
- 「耐久性の高い三脚が欲しい!」
- 「なんかプロっぽいやつの方が良くない?」
購入理由は人それぞれありますが、三脚を選ぶときのポイントもご紹介するのでカメラ用三脚選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。
では早速、今私が使っている三脚からご紹介。
Contents
現在使っているカメラ用三脚
SLIK スリック カメラ用三脚 PRO700DX-BK
メーカー | SLIK / スリック |
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重量 | 3,670g |
サイズ | 縮長:760mm 全高:1,900mm 地上最低高:395mm |
現在使っている三脚は、上の写真で紹介している「SLIK スリック カメラ用三脚 PRO700DX-BK」。こちらは2代目となる三脚ですが、特に大きな不満も無く快適に利用できています。
ただ、一番最初に購入した2000円ぐらいの「激安カメラ用三脚」を使っていた時はかなり悲惨でした。
激安の軽量三脚で写真がブレッぶれ
「家具の撮影用」として三脚を探していた当時、知識が無いということで「とりあえず使ったことが無いし安くて軽量なモノでいいか」という今考えると安直すぎる考えで三脚を購入しました。。(当時はお金も無かったので)
早速届いた三脚で、いざ撮影を行ってみて思ったものの「全然鮮明な写真じゃない・・こんなはずじゃ・・・」という残念な仕上り。三脚がどうのこうの、というよりはセンスの無さに絶望でしたね。
その後も色々と撮影方法を変えてみるもひどい写真に大きな変化はなく、三脚のせいだということに気づくことなく撮影を続けていました。
そして、「激安三脚」の存在がひどい写真の原因の一つだったということを後々気づきます。
ボケている写真の原因は振動(ミラーショック)
なぜ今回選んだ「激安三脚」ではダメだったのかというと、それはシャッターを切る時に発生する「振動(ミラーショック)」を計算に入れていなかったことにありました。
「振動(ミラーショック)」とは、シャッターを切った瞬間にカメラ内部のミラーが上がることによって発生する振動のことで、環境によっては振動をカメラ本体が拾ってしまいます。
今回選んだ三脚は、まさに振動を拾いやすい「アルミ製の軽量タイプ」だったため、この振動を抑えることができずカメラ本体が僅かに揺れてしまっていました。
そのため、仕上がった写真は「なんかブレてない?」というような写真ばかり。何回撮っても結果は一緒だったのでほとんどカメラのせいにしてました。笑
※当時は「一眼レフカメラ Canon 6D」を使ってました。(Canonさん本当に申し訳・・。)
幸いにも今はスマホ時代ということで”小さな画面”で見ればほとんど気づかないレベル。原因が不明のまま3~4ヶ月は撮影を続けていました。
そして、その後買い替えたのが先ほど紹介した国産メーカーの「SLIK / スリック」。
ただ、写真のブレる原因が「振動(ミラーショック)」だということに気づいたのではなく「ただ純粋に使いづらい」という理由から、当時としては奮発して買い替えました。
その後の撮影では、なぜか綺麗に撮れるようになった写真を見て「やっぱり三脚は高くないとダメだね」と調子こいた発言をなぞに繰り返してました。
ともあれ、現在ではブレを気にすることの無い快適な撮影ライフを過ごしています。(ブレ改善もそうですが、平行が出しやすくなるもの良い三脚の特徴です)
物撮りに最適なカメラ用三脚の選び方
- 物撮りの時は重量がある三脚を選ぶ。個人的な推奨は「2kg以上」。
- 前後、左右、ハンドルがある3WAY雲台を選ぶ。ミリ単位での平行を調整しやすい。
- 撮影する場所に高さに合わせて幅広く調整できるモノを選ぶ。
「初めて物撮り用の三脚を選ぶ」といった方は上記の3つを守って選べば失敗する可能性はグッと下がります。
その他にも、脚の段数(伸ばせる脚の数)や耐荷重、素材など、選ぶポイントは色々ありますが、物撮りではほとんど使用することは無いので最初は気にする必要はありません。(気にし過ぎるとどれがいいのか分からなくなります。)
選ぶ基準が分かったところで「物撮り用として推奨したいカメラ用三脚おすすめ5選」をご紹介したいと思います。
※カメラの機種によっては「ミラーアップ撮影」と呼ばれる振動を抑えるモードを搭載しているので、必ずしも重量が必要というわけではありません。
物撮り用として推奨したいカメラ用三脚おすすめ5選
HUSKY ハスキー3段 雲台一体型三脚 #1003
メーカー | HASKY / ハスキー |
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重量 | 3,700g |
耐荷重 | 10kg |
サイズ | 縮長:770mm 全高:1,930cm 地上最低高:740mm |
最初に紹介するのが、個人的な購入候補第1位の「HUSKY ハスキー3段 雲台一体型三脚」。
写真の学校でも使われるプロの定番三脚ブランド「HASKY / ハスキー」
「HASKY / ハスキー」は、米国の「クイックセット社」が製造・販売を行っている三脚ブランドで、高い安定性と雲台の操作性の高さに定評があります。
野外などの過酷な環境でも動じない堅牢性の高さは一生ものの三脚と言われています。
物撮りでの使用に関しては、重量が「3700g」ということでブレなどを気にする必要は全くありません。
しかも、雲台を固定するためのパン棒を締めるときの繊細さが絶妙なので、撮影時にミリ単位での調整が必要となる物撮りにはうってつけと言えます。
ただし、ローアングル撮影は苦手なのでローからえぐるような絵が欲しい方は別の方が使い勝手がいいです。
持ち運びにはあまり向いているとは言えない重量ですが、スポーツの撮影や地盤が不安定な山などでの撮影でも多く使われとのことで、いざとなればどんなシーンでも活躍してくれます。
個人的に数名のプロカメラマンさんにお会いしたことがありますが、お会いした全員が「HASKY / ハスキー」の三脚をお持ちでした。
※店内やインテリアなどの写真を撮影するカメラマンの方の場合
プロ仕様ということで値段は張りますが、この先、数十年使うと考えたら安い気もしますね。
HUSKY ハスキー3段 雲台一体型三脚 #1003
Update Date –
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SLIK (スリック) 大型A.M.T合金3段三脚 プロ700DX-III N
メーカー | SLIK / スリック |
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重量 | 3,670g |
耐荷重 | 7kg |
サイズ | 縮長:810mm 全高:1925mm 地上最低高:420mm |
こちらは現在持っているカメラ用三脚として紹介した「SLIK / スリック」の後継機となる最新モデル。
国内メーカーの最高峰「SLIK」
国産の三脚を求めるなら間違いなくおすすめしたいのが「SLIK / スリック」。
プロ用から家庭用まで幅広い取扱いがありますが、今回は”物撮り向けのプロ仕様の三脚”ということなので「プロ700DX-III N」をご紹介。
高さが最大「192.5cm」まで三脚の脚を伸ばすことができるので、ショップなどの店内をハイアングル撮影が可能。また、ローアングルなら「42cm」まで下げることができるのでハイとロー、両方のアングルを試してみたい方におすすめ。
また、重量感のある仕上がりなので物撮り時の安定性といった部分では全く問題ありません。
価格も比較的手が届きやすいので「重量は気にしないけど安定性重視でアングルを自由に決めれるタイプの三脚が欲しい」といった方におすすめ。
SLIK (スリック) 大型A.M.T合金3段三脚 プロ700DX-III N
Update Date –
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Velbon カーボン三脚 ナット式 Geo Carmagne N635MII 3段 中型 3Way雲台
メーカー | Velbon / ベルボン |
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重量 | 2,300g |
耐荷重 | 4kg |
サイズ | 縮長:680mm 全高:1,870mm 地上最低高:252mm |
「SLIK / スリック」と並ぶ国内最高峰メーカー「Velbon / ベルボン」のカメラ用三脚「カーボン三脚 ナット式 Geo Carmagne N635MII 3段 中型 3Way雲台」。
軽量&ローアングルから撮影可能なバリエーションの広さ
軽さと安定性の両立を実現した物撮りでも使えるカメラ用三脚。
個人的な第一候補は、一番最初に紹介した「ハスキー」なのですが、「2300g」という軽さと「地上最低高:25.2cm」から撮影できる自由度の高さはとても魅力的。
また、振動吸収率の高い「高精度研磨カーボンファイバーパイプ」と、こちらも振動吸収率を高めた「マグネシウム合金」の組み合わせで物撮りにも全く支障が無い仕上がりとなっています。
色々な場所に持ち運んで使用する可能性があるなら絶対にこっちの方がいいですね。自然の中をローアングルから撮影っていうのもおつだなー。
価格は「ハスキー」よりもやや安くなっているので予算を抑えるなら俄然ありですね。ただ、耐荷重が低めなので望遠レンズなどには不向きです。
Velbon カーボン三脚 ナット式 Geo Carmagne N635MII 3段 中型 3Way雲台
Update Date –
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Manfrotto 三脚 190Go! アルミ 4段 3ウェイ雲台キット クイックシュー
メーカー | Manfrotto / マンフロット |
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重量 | 2,420g |
耐荷重 | 4kg |
サイズ | 縮長:560mm 全高:1,580mm 地上最低高:90mm |
デザイン性が人気のイタリアメーカー「Manfrotto / マンフロット」から発売されている「三脚 190Go! アルミ 4段 3ウェイ雲台キット クイックシュー」。
リーズナブルで本格的な三脚を求める人におすすめ
“物撮り専用”というよりは「万能的に使えるリーズナブルなプロ仕様の三脚が欲しい」という方におすすめなのが「Manfrotto / マンフロット」の「190シリーズ」。
軽量ながら造りはしっかりとしているので、使い勝手の良い三脚を求める人に人気があります。
また、デザインにもこだわっているメーカーなので「おしゃれな三脚が欲しい」といった要望にも応えてくれます。さすがイタリア製。
ちなみに、カーボン製とアルミ製を選ぶことができ、カーボン製であれば本体重量を「約1.35kg(雲台込み)」まで軽量化することができます。
“カメラの衝撃を吸収する”といった意味ではやや不安が残りますが、持ち運び重視ならありですね。
Manfrotto 三脚 190Go! アルミ 4段 3ウェイ雲台キット クイックシュー
Update Date –
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GITZO 三脚 マウンテニア 3型 カーボン 3段 GT3532
メーカー | GITZO / ジッツオ |
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重量 | 1,880g |
耐荷重 | 21kg |
サイズ | 縮長:640mm 全高:1610mm 地上最低高:160mm |
最後に紹介するのは、プロカメラマンご用達のカメラ用三脚「GITZO 三脚 マウンテニア 3型 カーボン 3段」。
三脚ブランドの最高峰「GITZO / ジッツオ」
カメラ用三脚の中では群を抜いて高級な「GITZO / ジッツオ」ですが、世界のトップカメラマンが愛用していることでも知られています。
そして「GITZO / ジッツオ」から発売されている三脚の中でもがんばれば手が届きそうなのが、定番タイプの「マウンテニア 3型 カーボン 3段」。
三脚自体の重量が「1880g」でありながら耐荷重「21kg」というずば抜けた剛性を持つ三脚で”持ち運び+安定性”のどちらにも優れています。
地盤が不安定な野外でもしっかり安定した撮影環境を造り出すことができるので、物撮りだけではなく「景色を撮影する時にも使いたい」といった複数の目的がある人におすすめ。
個人的にとても使ってみたいんですが、今の自分では完全にオーバースペック、予算オーバーなので諦めます。
「予算とかどうでもいいから本物のプロが使ってる三脚が欲しい」という強者は是非。
ちなみに、三脚の脚と雲台は別売りなので好みのモノを選んでね。個人的には「HASKY / ハスキー」の3ウェイ雲台と組み合わせて使うのがおすすめ。
GITZO 三脚 マウンテニア 3型 カーボン 3段 GT3532
Update Date –
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目的に合わせた三脚を選ぶことが大切
※ 三脚を使えば野外の暗い場所でも快適に撮影が可能↑
PHOTO | TOSHI |
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CAMERA | FUJIFILM X-T20 |
LENS | XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS |
SOFTWARE | Lightroom cc |
SETTING | f2.8 / 1s / ISO400 |
プロ仕様ということで有名ブランドのカメラ用三脚が中心となりましたが、今回紹介した三脚であればどれを使ってもブレの無い綺麗な写真を撮影できると思います。
特に、商品の物撮りを始めたばかりの初心者にとっては、物撮りの本に書いてある通りにやってるのに綺麗な写真が撮れない・・・」といった原因不明で悩んでいる人も多いので、ちゃんとした機材を揃えることも大切です。
もちろん、カメラの設定、光の角度など様々な要素があるため、三脚だけで綺麗な写真が撮れるようになるわけではありませんが、良い三脚を使うことで撮影効率もグッと上がるので高価であっても元は簡単に取り戻せます。是非使ってみてください。
ちなみに、今回紹介した三脚は「物撮り用としておすすめするカメラ用三脚」なので持ち運びには不向きなモノが多いです。用途に合わせた三脚選びを行ってください。
持ち運び用の三脚をお探しの方は「登山や旅行で使える持ち運びに便利な軽量三脚(1kg以下)おすすめ特集」で軽量なタイプを紹介しているので是非参考にしてみてください。