カメラを始めて2年。
当初は絶対に必要ないと思っていた「ローラーバッグ」でしたが、わずか2年で一眼レフカメラ本体が3台、レンズが4本と、自分でも想像しないほどドハマリ。
今まで使っていたノースフェイスのショルダーバッグでは持ち運ぶのが限界ということを悟り、やっとのことで”カメラ用ローラーバッグ”購入を決意しました。
そんなわけで今回は、撮影旅行からご近所徘徊まで、様々なシーンで活躍してくれる「カメラ用ローラーバッグ」を紹介していきます。
私が実際購入するためのメモなので、私と同じようにカメラバッグを探している人必見。
Contents
ローラーバッグの選び方
ローラーバッグといっても様々な種類があるため、まずは選び方を覚えましょう。
選び方1. 重量で選ぶ
ローラーバッグは、一般的なキャリーバッグよりも重量があるため、持ち運ぶ場所が決まっている人は重量を目安に選ぶこと大切。
重量の目安はソフトケースで「3~5kg」、ハードケースで「5~7kg」。そこへカメラ本体やレンズの重量が加わると10kg以上になることもあります。
軽さ重視で選ぶならソフトケース1択になります。
選び方2. 防護性能で選ぶ
カメラ用ローラーバッグを選ぶ理由の中で、もっとも大切になってくるのが「防護性能」。
「めっちゃ軽量だけど壁にぶつけたらカメラに傷が・・・」
そんなことにならないように、ローラーバッグに使われている素材はとても大切です。
不安を煽るようになってしまいましたが、基本的にはバッグ内に取り付ける「ディバイダ」と呼ばれるクッション性のある仕切りが衝撃吸収の役割を果たしてくれるので、余程大きな衝撃でない限り問題はありません。
ただ、ローラーバッグの場合「ディバイダ」が付属していないモノもあるので購入前に必ず確認しましょう。
その他の部分では”気密性の高さ”や”防水機能”などもローラーバッグを選ぶポイントになります。
海や川などで使用する場合は防水機能があると安心ですし、また、気密性が高いバッグなら塵や埃などの侵入を防ぐことができるのでカメラに安全に保管できます(乾燥剤を一緒に入れておくとカビの発生予防にもなります)。
選び方3. デザインで選ぶ
「どうせならデザイン性のあるおしゃれなタイプが欲しい」
そんな風にざっくり探し始める人も多いかと思いますが、結果からお伝えすると「ローラーバッグにおしゃれなデザインの製品はほとんどありません。」
一部の海外ブランドではおしゃれなデザインの製品もありますが、アーミー(軍)系のデザインが多いため好き嫌いがはっきりと分かれるところ。
もし、どうしてもおしゃれなローラーバッグにこだわりたいなら、旅行用として販売されている「キャリーバッグ」の中に、上で紹介した「ディバイダ」を取り付けるのがおすすめ。
ただ、サイズがピッタリ合うモノを探さなければいけないと、防護性能といった部分では低下するので、完全にデザイン重視の方向けとなっています。
カメラ用ローラーバッグ5選
Manfrotto マンフロット PL ローラーバッグ55
カメラスタンドなどの機材の製造販売を行っている「Manfrotto マンフロット」から発売されているカメラ用ローラーバッグ。
マンフロットの特徴である赤いロゴと差し色が目を惹くデザイン。個人的にはもう少しシンプルなデザインが好み。
機内持ち込み可能なサイズということなので推定容量「22L」。
バッグの中には「カメラプロテクションシステム」と呼ばれる保護力の高いクッション性のある仕切り(ディバイダー)が標準装備なので、レンズやカメラを上手に収納できます。
取り外しも可能なので旅行用のスーツーケースとしても利用可能。
また、出し入れがしやすい外側部分にノートPCやタブレットなどを収納することができるので、出張などの遠出にも使えそう。
ただ、重量は約5kgあるので、一般的なスーツケースのように軽々と移動とはいきません。
ソフトケースなのでもうちょっと軽い方が選択肢に残りやすい気が。
Lowepro ローラーバッグ フォトストリームRL150 21.4L
世界的なカメラバッグブランド「Lowepro ロープロ」から発売されているローラーバッグ。
「21.4L」というコンパクトなボディなでありながらカメラ本体やレンズなどをしっかりと収納してくれる。
また、道の悪い場所でも安心して使えるように「ABEC-5ベアリング+ウレタン車輪 」という車輪から振動が伝わりにくい素材を採用。
カメラ内部だけではなく外部にもこだわっています。
本体重量は「3.73 kg」とローラーバッグのなかでも軽量なので、軽さを求める人にもおすすめ。
価格も比較的安価なので予算を抑えたい場合にも選択肢の一つになりそう。もちろん機内持ち込み可です。
HPRC hprc2550wsskblk Sスキンケースブラック
イタリアブランドの「HPRC」から発売されているハードケースタイプのローラーバッグ。
カメラの故障の原因となる塵、水、衝撃などからしっかりと守ってくれる「高機能樹脂」を使用しているので、万が一の時も安心です。
本体内部はディバイダー(クッション仕切り)が標準装備。
重量は「5kg」とややありますが、ハードケースの中では軽量な部類。
容量の記載はありませんが、本体サイズから推測すると「22~27L」ぐらい。
機内持ち込みについての記載はありませんが、大体の大手航空会社ならギリギリ制限クリアしてます。
価格は高めですが、ガンガンぶつけてハードに使いたい人おすすめです。
Think Tank Photo エアポート・テイクオフ
アメリカのプロ向けカメラケースメーカー「Think Tank Photo シンクタンクフォト」の2wayローラーバッグ。
これまで紹介してきたローラーバッグとは違い、舗装されていない場所などでも持ち運べるよう「リュックタイプ」に変化させることができます。
プロ向けということで山などの自然環境で撮影することを想定されている印象。
容量は「21.7L」あるのでカメラとレンズをたっぷりと収納可。飛行機の中にも持ち込めます。
ただし、重量は「6.12 kg」とかなり重め。リュックにして担ぐにもかなり体力が必要です。
2wayという機能性は良いですが、デザインが普通過ぎるので個人的には無しですね。
「体力には自信あるし山とかガンガン登ってくよ」という方は是非。
PERICAN ペリカン 中型防水ハードケース 1514HK
軍向けの製品を製造している「PERICAN ペリカン」が販売している最新モデルのローラーバッグ。
元々はノートパソコンを安全に運ぶため製造されたバッグですが、別売りのインナーバッグ(ディバイダ)を取り付けることでカメラ用ローラーバッグとして利用できるようにしています。
※こちらは「ディバイダ」がすでに取り付けられているタイプ
実際のアメリカ軍でも使われているということもあって、完全防水・防塵なので防護性能で右に出るモノはいません。
トラックに踏まれても、川に投げられても壊れることがないとのこと。最強バッグ。
また、堅牢性の高さからプロカメラマンに好まれるローラーバッグとして人気が高く、デザイン面から見てもローラーバッグの中で最上位。一つ前の型であればカラー展開もあるので、かなり幅広く選ぶことができます。
容量は「22.3L」なので飛行機内にも持ち込みOK。本体重量は「6kg」なので決して軽いとは言えませんが、堅牢性の高さを考えると全然問題ありません。
デザイン、機能性のどちらから考えても圧倒的におすすめしたいローラーバッグです。
「PERICAN ペリカン」のローラーバッグは探すと色々と出てくるのですが、「ディバイダ」が取り付けられていないタイプが多いので購入する時は確認必須です。